久しぶりに体の話。

ここんとこ主旨がずれてましたが、このブログ…体のことや病気についての内容だったはず…←あれ?(笑)



私は2度出血したわけですが、本人は意外と自分が病気だと自覚してない部分があって。


体の不調があればそりゃ自覚しますが、調子がよかったり、楽しいことをしてるとついつい忘れてしまいます。


そして、2度目の出血後…そのことで父に怒鳴られたことが…。




2度目は19歳の時で、入院はしたものの運よく早くに退院できたわけで。

まだ20歳前で、仕事も辞めてしまっていて毎日家にいて…やることといえば、たまに友人と遊びに行くことで。



その日も友人と遊んでたわけですが、あまりに楽しくてその日はその友人の家にお泊まりしました。


近所の子で、仲良しだった女の子。
その彼氏も一緒ではあったけど、夜中ウロウロしたり、公園で遊んだり。


学生時代、自分で言うのはどうかと思うけど、そりゃ真面目で。
中学時代も夜は外出したことはなく、高校時代も放課後は勉強してて遊んで帰ったことなど、ほとんどなく。(あっても晩御飯までには家に帰ってた)


…くそ真面目です。


元々出不精で、外で遊ぶのもそんな好きではなかったし、友人と一緒というのも疲れるし…学生時代彼氏はいたけど、家遠かったし、なかなか遊べず、遊んでもそのまま家帰らないなんてあり得なかったし。



そんな私が珍しく、友人宅に泊まり、しかもその次の日の夜まで家に戻りませんでした。


ちゃんと親には泊まることは言っていたし、反対されたわけでもなかった。


なのに母から連絡があり、「お父さんが怒ってるから今すぐ帰ってきなさい。」と…。


私は、「は?なんで怒ってるの?ちゃんと今日帰るって言ったじゃん。」と思ってましたが…。




そこは素直に家に帰りましたが…父は何故か激怒。



正直、20歳にもなるのに外泊もダメなのか、と…。
それも無断外泊でもなく、しかも男と外泊したわけでもない。
それで、なんで?と思ったはいたけど、とりあえず謝ったわけですが。



「出てけ!!」



と一喝されました…。
理由がわからず、とりあえず謝り…。


父は「俺がどれだけ心配したか、わかってるのか!お前がどこかで倒れてるんじゃないかと、どれだけ心配したか!」



…正直その時は「うるさいなぁ」としか思えませんでした。
だって小学生じゃあるまいし!と…。

しかし、そのあとの言葉は痛かった…。





「俺が毎日仕事で東京に行ってて、外出するたび、お前と同じ年代の女の子を見かける。その子達は化粧して、短いスカートはいて、学校にも行かずにブラブラして、でかい声で笑いあってる。そんな姿を見るたびに、『うちの娘は今まで何も悪いことしてないのに、痛い思いをして、入院して、検査ばかりして…色々我慢してる!ふざけるな!』と毎日思ってるんだ!なのにお前は、全く自覚してない!お前は病気なんだ、普通じゃないんだ!少しは親の気持ちも考えろ!自覚しろ!」




…と言われました。


痛いほど伝わりましたよ、父がどれだけ私を心配してるか、愛してくれてるか。


でもね、「普通じゃないんだ!」という言葉。
これだけは納得いかないわけで。



なんですか?
『普通』って。



健康体なのが『普通』?
病気持ちの私は『異常』?


私から言わせれば、この病気があること、痺れがあることが『普通』なんです。


確かに他の人にはない「痛み」だったり、「不自由さ」はある。
でもね、それを「私は普通じゃないから…」なんて思ってたら、生活できません。


毎日閉じこもって「私は病気なんだから…おとなしくしてなきゃ」と、なってしまう。


いかに毎日を楽しいものに、充実した日を過ごすためにするには、「今の私が当たり前で、これが普通」と考えなきゃはじまらないんです。



父の言葉も理解できます。
でもね、私には絶対言われたくない言葉でした。


やっぱり私は「普通じゃない」んです。



親戚にもよく言われます。

「砂月ちゃん、可哀相ね。大変ね。」




私、『可哀相』って言葉言われるのが何より嫌いです。
大嫌いです。ホントに嫌い。



自分を『可哀相』だなんて一度も思ったことない。


なんですか?『可哀相』って?
何を基準に言ってるの?


それこそ「(普通じゃなくて)可哀相ね。」なんですよ。

自分は何事もなく生活できてる。それが当たり前で、それができない私は『可哀相』な子みたい。



…ホント吐き気がします、それ言われると。

私、気が強いし歪んでる性格してるので、言ってやります。
「可哀相だなんてあなたに思われる必要ないし、可哀相でもなんでもない。もしあなたが私と同じ病気だったら、耐えられないでしょうね。(笑)」




…やな奴です。
ホント性格悪い。



でもね、嫌なんです。
可哀相がられるのが、とにかく嫌。


そして病気だからというのを理由にしたくないんです。
仕事で休みが多くなってしまうのは、申し訳ないし、会社に迷惑をかけてるのは事実。
でもね、やるときはちゃんと仕事こなすし、残業だってできる。調子悪くても頼まれた仕事はちゃんとやり通す。これは仕事を一緒にやってきた人ならわかってくれること。

でも、気を遣って「後は私がやるから、もう帰っていいよ、明日もあるんだし。体調崩しちゃうよ。」と言ってくれる。


悪気がないのはわかってる、むしろ体を気づかってくれてる。優しさなのもわかってる。


でもね、私は他の人が残業して遅くまで仕事してるのに、私だけ先に帰るなんてしたくない。
特別扱いされたくない。



確かに無理をして遅くまで仕事して、次の日休みます。…それこそ迷惑ですよ。

でも、それはしない。
与えられた仕事はちゃんとやる。それ以上はできないかもしれないけど…。





…もう、うんざり。
親の特別な目線も、特別な干渉も、無理をするな、という言葉も…。



…『普通』になりたい。
でも、もうなれない。



これを抱えてる限り、私の中から病気の恐怖心が消えない限り、胸はって「私はもうなんともない!」なんて言えない。




…認めたくないけど、やっぱり『普通』ではないんだ、私…。