不思議な力。

お久しぶりです。
ホント気まぐれですみません( >_<)

先月の終わり頃から、体調が悪くてちょっとまいってました。


久しぶりに右半身の痺れがひどくなって、倒れた頃と同じくらいの痛みに精神的にきてしまい、パニックになったり…と、かなり不安定でした。


そんな時に限って、父が不在で(笑)



普段は父に頼ったりしないんですよ。
むしろ、父には何も言わない。

なんでかはわからないんですが、父に言ってはいけない気がして…。


なのに、右半身のあの痛みの時は妙に父に頼りたくて…。

それに気付いた母が、父に電話をしてくれました。←自分でしろよって感じw



父の声を聞いた私はもう、大号泣(笑)
「おとうさぁぁぁん。゚(゚´Д`゚)゚。痛いよー怖いよー!」


です(笑)
いい年こいて、これです(笑)


父は数ヶ月前から1人旅に出ていたのですが、もう楽しい気分台無しです(;´Д`)
だから電話したくなかったのに!

…でも、すごく落ち着きました。(笑)



そんなこともあり、寝込むことが多くて。
でも7月の頭にはライブがあったので、慎重になってました。
何が何でも治して、ライブに行きたいと。



無事にライブには行くことができて、今になってその緊張がほぐれたからか、風邪っぴきです(゚∀゚)



ちなみに…。
そのライブで、ずっとずっと首振ってました(笑)
本当は首振るなんて怖くてできない!と思ってたんですよ。
会場で倒れるわけにいかない!と…。



でもね?
今回、もうないであろう最前列。
ライブハウスでの最前列なんて、後からの押しで相当、圧がかかる。
下手したら潰れる(笑)



でも…。
もう吹っ切れた。いい意味で吹っ切れた。


『ここで倒れるなら本望。』



こう思いました。
ならば、控えて大人しく最前列で観るのならば、もう最高の力でライブを楽しもうと。

もう、倒れてもいい。
倒れて息絶えてもいい。



…そう思った。
全力で挑んだ。1度も力を抜かなかった。



でも、やはり私には優しい素敵な人達がそばにいて。


初めて会った人達が、『守ってあげる』と言ってくれた。
私を楽しい時間に引き入れてくれた。



…なんだろう?
なんで私に、そんな素敵な人達と出会わせてくれるんだろう?

私にはそんな価値ないのに。



…とにかく、その時間は最高のライブになった。

やり抜いた。
最後まで倒れなかった、完全燃焼した。



ただ、帰りの電車の中で吐いた(笑)
目の間トイレでよかった←そーいう問題か?




そんな1日を過ごして。
最高の友人とも出会って。





今は寝込んでて(笑)
ギャップありすぎ(;´Д`)






…寝込んでるとやることがないので、ちょっとまた振り返りたいと思います。






タイトルの、不思議な力 ですが、目に見えない力ってあると思いますか??

パワーというか、気というか…。


私はそーいうのは信じないタイプなんだけど。
現実的というか、自分の目で見ない限りは信用しないというか…。

スピリチュアルな世界はあり得ないと思っていて。



でも。
私が2回目の出血をした時。



父方の祖母が入院していて、もう先は長くないな、という時。


ちょっと痴呆が入ってしまっていて、祖母の孫達や、父のこと。(祖母からしたら息子ですね。)



…わからなくなってた。


自分の子供のこともわならなくなっていたのに…私と母のことだけは忘れなかった。


母はずっと介護をしていたので、忘れずにいてくれたんだと思う。



私のことは…何故忘れずにいてくれたのか…正直わからない…。



祖母と同居をしていた時、私は祖母に対してひどい対応しかしなかった…。



子供だった私は、祖母が兄ばかり可愛がることにヤキモチを焼いていた…んだと思う。




私にはいつも厳しく、「砂月家にこんな子はいなかった!!アンタはダメな子だ!」と言われた。



今となっては、そんなこと流すことはできる。
私のために言ってくれてるんだと、女の子なんだから女の子らしくしなさい、と言いたかったんだと。


でも小学生の私には、理解できなかった。
祖母は私のことを嫌いなんだと思ってた。

だから、いつも冷たくしてた。



それなのに…他の可愛がっていた孫達は忘れてるのに、私のことだけは忘れなかった。



私が倒れて、まだ足がいうことをきいてくれない中、退院してからよく祖母のお見舞いに行った。


…先がないのをわかっていたので、せめて冷たくしてしまっていたことの罪滅ぼしというか…。

どうしても謝りたかったから。



私が行くと、「砂月ちゃん、体は大丈夫?無理しないでいいんだよ、おばあちゃんは大丈夫だから。早く帰って休みなさい。」
と、必ず言われた。


名前も忘れないでいてくれたのに、私が病気したことも覚えててくれてた。


そして、亡くなる少し前。


祖母は私に言った。
「おばあちゃんが、砂月ちゃんの病気持っていくから。もう大丈夫。全部持っていくから。」



ビックリした。
涙が止まらなかった。

初めて「おばあちゃん、今までごめん。冷たくしてごめん。」
と、言えた。


おばあちゃんは笑ってた。
『わかってたよ、砂月の気持ち。』と言ってるような顔だった。


その後、息を引き取った。


そしたら、私の右半身が急に冷たくなって、震えが止まらなくなった。
右半身だけ鳥肌が立って、立っていられなくなった。



叔母がずっと抱きしめてくれてたけど、座り込んでしまって、右半身は冷たかった。


叔母が「最期に砂月ちゃんの病気持っていったんだよ。」
と、言ってた…。



私は、持っていってくれたんだと思う。


あの人は絶対そういう人。
私の泣き顔は見たくない、と思ってくれてるはず。





そして。
母方の祖母。
数年前に癌で亡くなった。



その祖母も最期、「おばあちゃんが治してあげるからね、お父さんのおばあちゃんが持っていけなかった分、全部おばあちゃんが引き取るからね。」


と言ってくれた。


母方の祖母は、とにかく可愛がってくれた。
泣き虫で可愛くて、笑顔がやわらかい人だった。


入院していた頃、見舞いに来ては「変わってあげたい」と、泣いてた。


私が、社会人になって初給料を貰って、一番に祖父母にプレゼントをした。


祖母は大泣きして、「砂月は優しい子だね。」と何度も言った。


いっぱいいっぱい誉めてくれた、祖母。
「砂月ちゃんは可愛い」と、よく言ってくれた。


そんな祖母も癌には勝てなくて、まだまだ若い年齢で逝ってしまった。


意識がないのに、私や兄が見舞いに行くと、心電図も安定したり、気づいてる?と思うくらい。


そんな祖母もやっぱり私の病気を持っていくと約束してくれた。




亡くなった後、私が血管造影検査をした時。


『奇形の血管が薄くなってるかもしれない』

と、医者に言われた。



血管が薄くなる(゚Д゚;)??

なんじゃそりゃ!と思ったけど、2人の祖母が持っていってくれたからだ、と今は思ってる。


再発しないように、天国から見守ってくれてると…。





こんな不思議な力もあって、今の私がいる。

私は命を投げだしてはいけない。


祖母達のためにも、精一杯生きて、乗り越えなければならない。




…ふと、祖母達を思い出したので、書いてみました。


私には、もう祖母達はいない。
父方の祖父も亡くなってるから、母方の祖父だけ。


大切にしようと思う。
祖母の分も、大事にして、可愛い、優しい孫でいようと思う。



たまには、電話でもしてあげよう(笑)