痛みの緩和策。
先週病院に行ってきました。
月一の病院の日。
数ヶ月前から担当医に話してたんです、「この痺れをどうにかできないか。」と。
とりあえずは新しい薬をとのことで処方してもらいました。
現在私が飲んでる薬は、ロキソニン、モービック、テグレトール、デパスです。
痛み止めと神経安定剤ですが、これで痛みや痺れを抑えてきました。
でも薬では限界があって、効かなくなったり量が増えたり…。
量が増えれば他に負担がかかる…。
テグレトールをもうかれこれ10年飲んでるけど、血液検査をすると、肝臓のγの値がかなり跳ね上がってしまっています。
やはりいいことなんてないわけで。
でも本人にしても薬は楽なんですよね、痛いわけではないし、ただ飲んで効くのを待つだけだから。
でも…。
正直な話。
私はもういい年齢なんですよ。
10代の頃から病気と闘ってきたけれど、やはり私もただの女で。
結婚だってしたいし、子供も欲しい。
でもこのまま薬をどんどん増やしていくと、どんどん子供を生むのが遠くなる。
まだ予定はないんだけど(笑)まず相手探しからしなきゃいけないので(・∀・)ハハハ
…でね。
薬を飲み続けた状態で妊娠して、子供に影響が全くない…なんていえないわけで。
もしそれが原因で自分の子供が苦しむだなんて…そんなの耐えられない。
ならば、完璧な状態で子供を作りたい。
…となるとだ。
薬をやめなければならない。
それには、今よりも痛みに耐えて、耐えて…耐えなければならない。
そんなこと可能なの?
ただでさえ、痛みがちょっとあるだけで挫けそうになる。
顔が痺れてると泣きたくなる。
今なら、薬でごまかせる。
でもこの先は?
もし妊娠中だったら?
…無理です。
旦那さんになる人も大変です、きっと(笑)
やっぱ女である以上、結婚、出産は夢なんです。
可愛い可愛い姪っ子を見てるだけで、ホントに癒されるんです。
見る度に自分の子供が欲しくなるんです。
でも病気だからって諦めるなんて嫌なんです。
普通の恋愛をして、結婚して、子供生んで幸せになりたい。
…なので、色々考えてました。
先生にも相談してました。
そして、新しい方法を探そうと担当医が他の先生に相談してくれてました。
そして、今日その違う先生と話してきました。
そして…新しい方法を教えてもらいました。
やはり、薬での方法。
今飲んでる薬の量はかなり少ないんです。
やはり薬は怖いのでたくさん飲みたくなくて、我慢できる時は我慢して、むやみに飲まないようにしてるんです。
なのでもう少し増やして、痛みをブロックする…。
…結局、薬なんですよね。
今以上飲むのかと…。
でもその先生が言ってくれました。
「あなたはもうその痺れに10年以上耐えてるんですよね。その状態ならば変な言い方ですが…痛々しいくらい精神を病んでしまう方もいます。そんな中ここまでよく我慢しましたね。」と…。
泣きそうでした。
わかってくれてる人がいるんだ、と。
私はよく耐えてるんだ、と。
両親は理解してくれてます。
「お前はよく耐えてる。痺れを取って欲しいと願うのは当たり前。贅沢なことなんかじゃない、当たり前のことなんだ。」と…。
前にも書いたけど、これくらいの後遺症で済んだのだから、これを消したいだなんてそんな贅沢言ったら罰が当たる。
ずっと、ずっとそう思ってきた。
でも、違うんだって、そう言ってくれてる気がした。
その先生がもう一つの方法があると言ってくれました。
「脊髄刺激療法がある。」
脊髄に微弱な電気を流すことにより、痛みを和らげる治療だそうです。
痛みの感覚は、痛みの信号か神経から脊髄を通って脳に伝わってはじめて「痛い」と認識されるようで、脊髄に電気を流すリードを入れて、電気刺激を与えることで痛みの信号が脳に伝わりにくくなり、痛みが和らぐと考えられてるようです。
…これは脊髄にリードを入れた状態で自分で電気刺激を調整したりとリモコンでできるようで、もし私のこの痺れの痛みには効果がない…とわかったら、リードを抜いてしまえばいいそうで、すぐ元の状態に戻れる。
効果があれば、刺激装置を体内に埋め込む必要があるけれど、とりあえず埋め込む前に試験的に実験できる…というのはかなり理想的な手術。
試しに…と、やってみることができる。
ただあくまで、「痛みを和らげる」だけだから、痛みが軽減するだけで100%なくなるわけじゃない。
でも効いてくれたら、この不快からは少し解放されるかもしれない。
ちょっと魅力的でした。
ただもしやるとしても、先生とたくさん相談して、家族とも話し合っていかなければいけません。
でも、今までにしたらかなり進歩です。
ずっと光の届かない暗いトンネルにいた私が、なんとなくですが光が見えたかもしれない。
もしかしたら全く効かないかもしれない。
でもこのままにしていたら、今までと何も変わらない。
ちょっと進歩したいです。
夢を叶えたいです。
…また来月先生と相談することになってるので、次は母と一緒に行ってきます。
少し前向きにその「脊髄刺激療法」をやる方向で考えてみたいと思います。
まだ両親とは話し合ってないけど、もしかしたら反対されるかもしれない。
まだまだよくわからない手術なので、たくさん相談して決めていきたいと思ってますが、一歩前に進めたこと。
何より嬉しい出来事でした。